16年来最后一位幸存的日本士兵原名:生き抜いた十六年 最後の日本兵,又名Ikinuita 16-nen: Saigo no Nippon-hei、いきぬいたじゅうろくねんさいごのにほんへい、The Stragglers
昭和十九年七月--グァム島日本軍陣地は米軍の猛攻盤のため潰滅の寸前にあった。奥地へ逃げる敗残兵の中に、足を負傷した高野兵長、皆川がいた。二人は途中で西村上等水兵と一緒になり洞窟に逃げこんだ。中には伊藤兵長ら十名ほどの兵隊がいた。米軍の食糧置場襲撃に失敗し、激しい攻撃を受け、全員ちりぢりになり西村は戦死した。グァム島を制圧した米軍は士民兵を使ってジャングルの掃討を開始した。別れ別れになってジャングルを逃げまわる皆川、伊藤、高野は、ある日、偶然にも再会することが出来た。昭和二十年八月十五日--日本は連合軍に無条件降*し、三人もジャングルに米軍のまいたビラで知った。しかし、これをアメリカの謀略と思い、捕虜になれば銃殺になると投降勧告を拒否した。本格的なジャングル生活が始まった--寝床は枯枝や草で作り、お互の合図は「チッ、チッ」と舌打ちでやることに決めた。米...