浮気のすすめ 女の裏窓
平和住宅新報社の守衛大宮兼吉は、社長に挑まれている事務員の啓子を救ったことから、クビになった。兼吉は、藤堂初子という結婚相談所長と知り合い、彼女の秘書となった。だがこの相談所は、いってみればポン引き的機関だった。兼吉はポン引きトン公の紹介で、旧赤線街で助産婦をやっている**時江を知った。病気の夫と子供をかかえた時江には、さすがに兼吉も手が出なかった。啓子は今は喫茶店に勤めていた。しばしば兼吉の家へやってきた。兼吉の息子浩吉といい仲である菊江は、浩吉と啓子の間を勝手に嫉妬し、浩吉を婦女**の罪で警察に訴えた。そして、兼吉に一万円を要求した。だが、トン公が実は菊江のヒモと分ってケリがついた。浩吉は釈放されたが、トン公の話では菊江は心から浩吉に惚れていたという。浩吉は工場をクビになり、警察で知り合ったグレン隊の源太郎と仲よくなった。ある日エロ映画を見せられ...