黑画集第二话:寒流原名:黒い画集 第二話 寒流,
銀行の支店長である沖野一郎は、新任の挨拶廻りの時に、割烹料理屋「みなみ」の女主人・前川**を知った。沖野は、常務取締役・桑山英己とは学校の同窓で、桑山により強引に抜擢されていた。ある日、**が増築のため1千万円の融資を頼みに来た。沖野は彼女の店の経営状態からみてこの大口取引を承諾した。それから二人は親密の度を増していった。結婚を口にする**に、病弱の妻をかかえる沖野の心は動いた。 そんな時、桑山が沖野の支店を訪ねて来て、用事で支店を訪れていた**と出会う。沖野一郎の不幸がこのときから芽を吹いた。