ぼくたちの疾走
高校2年生の男女が抱える「友情」「性への関心」「将来への不安」「現実社会への疑問やいらだち」を感性豊かに描いた、1984年大映テレビ制作の青春ドラマ。主人公の高校生カップルを演じたのは、映画『親子ゲーム』で松田優作を向こうに回しての演技が高い評価を受けた宮川一朗太と、この作品の前年にアイドルデビューを果たしたばかりの大沢逸美。大沢は主題歌も担当した。原作は『月刊漫画アクション』で連載された**おさむの同名劇画。前年1983年の『高校聖夫婦』のヒットを受け、当時の「新しい形の青春ドラマ」として制作された作品といえる。