年下の男
1988年9月26日、関西テレビ制作・フジテレビ系列(FNS)の「月曜サスペンス(松本清張サスペンス)」枠(22:30~23:24)にて放映。 35歳の大石加津子は、今や新聞社の交換台の女ボスとなっていた。17年もいる職場は快適であった。たった一つ、恋愛という愉しみが無かったのを除けば。 そんな加津子に、恋愛の機会がふいに訪れた。相手は子供子供したひょうきん者・星村健治で、23歳の彼は、住んでいたアパートの値上げを機に、加津子のアパートに**するようになった。最初は健治を子供扱いしていた加津子だったが、やがて、12歳年下の健治との結婚を決心する。加津子は社内の後輩に結婚話を打ち明け、社内全体に話が知れ渡ると、堂々と健治と待ち合わせて帰るようになった。年齢差から健治の浮気を心配する者があったが、そのときは仕方がないわ、わたしそれほど分からない女じゃない...