徘徊 ママリン87歳の夏
認知症の母とその娘、そして周囲の人々の姿を描いたドキュメンタリー作品。大阪北浜に住む母娘。母は認知症、娘は自宅マンションでギャラリーを営んでいる。昼夜の別なく近所を徘徊(はいかい)する母とそれを見守る娘の姿は、近所の誰もが知っている。徘徊モードが一息つけば、母娘一緒に居酒屋やバーにも立ち寄る。そんな2人の生活は6年になるが、それが母娘にとっては普通の生活であり、そんな母娘をごく普通に接する近所の人たち。認知症とともに暮らすこと、老い、そして人間とは何かを問いかけていく。監督は、セクシャルマイノリティを真正面から捉えたドキュメンタリー「ITECHO 凍蝶圖鑑」などを手がけた**幸夫。