日本零年 フクシマからの風 第二章
福島第一原発事故により計画的避難区域に指定された福島県飯舘村の様子をとらえたドキュメンタリー「フクシマからの風」の加藤哲監督が、同作の第2章として、3・11から2年後の世界をドキュメンタリーとドラマを交錯させる手法で描いた。福島の原発事故からちょうど2年目の3月11日、妻が突然子どもを連れて姿を消してしまう。残された夫は妻の郷里の福島へ向かうが何の手がかりもつかめず、東京に戻ってくる。そこへ福島のバーで出会ったサキという女性がやってきて、サキは妻が不在の家に溶け込んでいく。そんなサキもやがて姿を消し、入れ替わるように妻が戻ってくるが……。