森山大道「サンパウロ、路上にて」
現代日本を代表する写真界の巨人、森山大道の素顔に密着! 本人以外立入厳禁の暗室作業、撮影秘話を自ら語るロングインタビューなど貴重映像を収録! 森山大道は、路上の摄影师である。妖しい街の臭いに惹き付けられるかのように、路地から路地へさまよい歩く。「横須賀」からはじまり「新宿」「NY」「ブエノスアイレス」。 摄影师活動40年間、彼のフィールドは常に「路上」であり「街」であった。 2007年11月、彼は新たな旅へ出た。南米ブラジル。 初めて降り立ったサンパウロの路上にて、彼が感じたものはそこに集う人間たちの息使いであった。パレードの雑踏、サンバのリズムに集う若者達、押し寄せる魚群のような人の流れの中に身を投じシャッターを切る森山。巨大都市の日常の風景が、森山の手の中でモノクロの記憶の断片と化して行く。 ブラジルでの撮影にはじまり、暗室でのプリント作業までを...